それはきっとキッカケ 私と貴方は似ているという その事実への そして、堕ちてゆく 底の見えない 未知の奈落へ。 大切なのは愛されることじゃない 愛すことだと、私は近い未来に知ることになる My desire for... ― 誘い ― 書類に目を通し、判子 書類に目を通し、判子 そればかりを、ただ黙々と繰り返す。 そんな俺の隣で、はパソコンのキーボードを慣れた手つきで叩いていた。 …予算表を作っているのだ 楽しさを求めてを副会長にしたが、正解だったらしい。 仕事もカンペキにこなしてくれる 「…なぁ」 そして、 「何?」 俺が最も望んでいたもの 「今度のテニスの大会、お前見に来ないか…っていうか、来い」 そう言うと、は一瞬目を見開くも、すぐにいつも通りの余裕のある表情に戻り、此方を向いて 「…何を、考えてるの?」 そう問うてきた 「…そろそろ、お楽しみを、な」 「……まぁ、良いけど」 「お前の彼氏は試合には出ないがな」 「それくらい分かってるわ」 それだけ吐き捨てるとはまたディスプレイに目を戻した。 俺は最後の書類に判子を押すと、ソファに腰掛けた 何を考えてる、だって? 楽しさに決まってんじゃねぇか。 言うなれば、刺激。 こんな日常にはもう飽きた 待っていても訪れないのなら、自分で刺激を作るまで。 「景吾。終わったわ」 「ああ。…じゃ、こっちに来いよ」 「貴方も終わったの?」 「ああ」 「…」 はパソコンを切るとゆっくりと俺の方へ歩いてきた ソファに片膝をかけ、ソファが少しだけ沈む 「…今度の試合って、いつ?」 俺の髪を弄りながら、もう一方の手は俺の胸元に 「今週の日曜日……明後日だ」 「…どこで?」 「○○市の△△」 「…分かった」 そう答えて、は俺のシャツのボタンを外しだす 俺もそれに応えるように、の髪を撫ぜた 胸元、そして首元…チクリと軽い痛みが通っていく。 残るのは紅い華 「…クス…どう?一度、犯されてみる?」 「犯される?お前に……、女にか?」 「そう」 「…悪くない」 「………ふふ、素直ね」 生まれるのは快楽 消えてゆくのは退屈 感じるのは楽しさ。 他の女では絶対に無かったこと 堕ちてゆく 堕ちてユク 堕チテユク 俺と一緒に 「、…」 お前も、共に 運 命 な ん て 信 じ ち ゃ い な い け ど 、 も し か し た ら あ る の か も し れ な い と 、 心 の ど こ か で 思 っ て い た TOP / NEXT ( 06,08,16 ) ( あれ、キャラ×ヒロインが夢小説なのに )( ヒロイン×キャラじゃんこれじゃあ… )
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